福島県のN建築研究所さんに草屋根の件でお打ち合わせに伺う。
面白そうな仕事なので、軽い気持ちで「伺います」とお伝えして、約束の日まで決めてから詳しく場所を調べると、事務所から車で320kmある場所。これは甲斐がある距離だ。
電車で行くか、車で行くか迷った...。
なぜなら、それは手段によるCO2の排出量の違い。
ナビタイムでスケジュールを調べていたら、電車他公共交通機関で行くと5361g、車で行くと何と56268gその差10倍以上!!
しかし車は便利だ。人目を気にせず電話が使えるし(もちろんヘッドセットを使いますよ)、考え事もできる。
しかしこういう仕事をしていて無闇にCO2を撒き散らすのは何だかなぁ...という訳で今回は母の愛車「プリウス」を拝借していざ出発!!
9:00頃事務所を出発し、目的地付近には1時頃到着。時間調整のため食事をして、14:00にN建築研究所さんへ。
事務所兼自宅を計画中。模型のような屋根を草屋根化されたいとのこと。
Nさんは社長である父上と建築会社を経営されており、社長が現場、Nさんが設計を担当されているらしい。
工房では若い大工さんが仕事をしている。いい雰囲気の工房だったので、そのことをお話すると、プレカットはせずに全部の材料を自前の工房で加工されるとのこと。
「ハウスメーカーと同じことやってたらね...。」と控えめに、しかしきっぱりと話して下さった。納得。ただ頷くばかり。
来年施工予定で、恐らく責任施工になる仕事。今からとても楽しみです。
打ち合わせを終えてそのまま東京に向かう。往路で気になっていた橋があったので、車を停めてパチリ。その名を「徳江大橋」。
鉄骨でシンプルな橋。コールテン鋼のような計算された錆色ではなく、茶と焦茶が入り混じった何とも味のある色。
橋の下を流れるのは阿武隈川。地理で習ったけど、間近に見るのは初めて。
もうずいぶん前、オレゴン州ユージンを訪ねた時の冷たくて湿った風景を思い出す。同じような空気感を感じるのは、少々センチメンタルになっているからでしょうかね。
そういえば、昔「マディソン郡の橋」なんて映画があったっけ。
フムフム、妙齢の女性など現れたら...と辺りを見回してはみたものの、通るのは作業を終えて戻ってきたダンプや軽トラックばかり。少し寒い風景...。
徳江大橋にはロマンスの気配なぁし!!と、車の途切れたところを狙って道の真ん中でパチリ。車が来ないのをよいことに、暫く道の真ん中で橋を眺めていると、背後からトラックのエンジン音、轢かれてはたまらん、と早々に退散。
その後一路東京へ。
帰りはクルーズコントロールをセットしてラクチンドライブ。
それにしても燃費が良い。リッターあたり24km。普段乗っているV6・2500CCのレシプロエンジンの4倍。でCO2の排出量も少ない、今更ながらハイブリッド恐るべし!!
大半を移動に費やした一日でしたが、お陰で独りの車中色々なことに気づき、感謝の一日。
いつもお世話になり有り難うございます。
今日、会長から植物の地上部と根の関係というコピーを頂きました。
いつも思うのですが、会長のこの深い知識と経験を何とか楽しい本に出来ないものでしょうか?
オシャレな本を作ってくださる出版社で・・・
植物学とかでなくてエッセーのような感じで。
会長の表現はいっそう読むものを植物を通し幽玄の世界へ導きます。
このワクワクどきどきするようなお話をこのままにしておくのはもったいなくて社長何とかなりませんか?
現実に戻って。おかげさまでアクアソイルのクリスマス・お正月寄せ植えは今年もお歳暮の大半を占めています。アクアソイルの白さが雪のようでとっても冬の雰囲気が出ます。
ブログに乗せましたので見てください。
http://blog.salala.shop-pro.jp/
投稿情報: sonogi | 2007年12 月11日 (火) 17:40
本を出そう、という話はずいぶん以前からあるのですが、会長の話を体系化してまとめるのは少し時間のかかる作業かも知れませんね。
以前掲載していた専門誌でのエッセイをお送りしておきましょう。
年末を迎えて一番のかきいれ時ですね。
ご自愛の上お過ごしください。
投稿情報: soramori | 2007年12 月12日 (水) 08:35