「屋上に原っぱを持ったつもりで管理していただくと、気軽でいいですよ」というのは、草屋根に関わらず、屋上に芝生、特にノシバを貼るときにご説明することです。
その方が管理も楽ですし、多少草が傷んでも気になりません。
というわけで、我が家の草屋根は完全に放置状態。写真は比較的良いときのもので、今はもっと草ボウボウ、正真正銘屋根の上が原っぱになってます。
でも、美しい草屋根をお奨めしていないか、というとそうではありません。
ピシッと管理をされた草屋根は、美しいものです。
夜になると更に落ち着いた雰囲気。
バタフライ屋根の上は、草屋根です。
屋根の上はこのような様子です。
クライアントは南東の一部屋を除いて、いまのところエアコン未使用で過ごされているそうです。
美しい草屋根が、エコロジカルな暮らしのツールになっています。
話は変わりますが、「都町の家」を設計された矢田義典さんは「ホタル」というプロダクトにも取り組まれています。
「蛍手(ホタル手)」をいう技法によりインクの残量が(うっすらと)確認できるデザインになっている、こちらは「美しい」インクボトル。
地産の磁器への思いも込められています。
都町の家(2012住まいの環境・デザインアワード特別賞)
設計:矢田義典設計室/草屋根設計施工:株式会社イケガミ
写真:堀隆之(記載のあるものを除く)
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