2002年に初めて手がけた草屋根工法。
屋根を加工しない、取り外したら元の屋根になる、安全、納まりがいい、といったことを基本に改良を加えてきました。
おかげさまで一定の条件を満たした屋根であれば、基本を守りながら屋根に草を生やす技術は一定レベルで確立できたように思えます。今までは責任施工を貫いてきましたが、昨年あたりから材料のみの販売も始めました。そのための施工システム(資材と機材)も整いつつあります。
ここからは従来の技術の延長でこの技術を進展させていくのが常道なのでしょうが、この度今までの技術のみでは突破できない案件をお手伝いさせていただくことになりました。
今までは私の「草屋根、かくあるべし」というこちらから発信しながらの仕事でしたが、今回の仕事は設計者の「草屋根、かくあるべし」に沿って技術を展開し、屋根を緑にしていきます。
以前ある設計者から「同じことを繰り返すことが一番の近道」と教えていただきました。アクアソイル工法の真骨頂も「地道な継続」にあると信じています。
一方で前例にこだわらず新しいことにチャレンジすることも同じ位大切。
「任せました」の一言にとっても弱くて、すぐ請け合ってしまう単細胞に自分でも呆れてしまう のですが、やはり誰もやっていない(と思われている)ことをやるのは楽しいものです。
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