昨年世田谷区から13年前(1997年)竣工の「すきっぷ(障害者就労支援センター)」(設計:設計計画高谷時彦事務所)で、屋上の排水が悪くなっているので、改修をして欲しい、との依頼をいただきました。
1997年、32歳の頃の仕事です。
早速現地に赴き、状況を確認した所、屋上庭園内部に流れ込む陸屋根の排水が悪くなっているようで、画像の手前から奥に向かって排水がとってありますが、ここに水が溜まるのです。
とりあえず状況を確認して、見積を提出。そして本日から施工となりました。
今回は株式会社フナトさんの協力会社として施工をします。
今日の作業は試掘です。
当時の状況はうろ覚えでしたが、アベリアを掘り取り、アクアソイルを掘ってみると、だんだん記憶が鮮明に蘇ります。
アベリアの根も良好。
そして床まで掘り進むと、きれいな床が出てきました。
防水には全く異常なし。
耐圧透水通気板は最初はグリーンだったのです。
懐かしいですな。所謂デッドストックもの、というところでしょうか。
ところで、アクアソイル工法には耐根フィルムがありません。
各社の宣伝が効いて、耐根フィルムなしでは植物の根が防水を破壊するように言われていますが、必ずしもそうではないのです。
耐根フィルムなしでも、全く問題ありません。
因にこの屋上庭園には自動潅水システムもありません。
こちらも「絶対に必要な設備」ではないのです。
最近のコメント