先週の土曜日は草屋根の除草と枯れた芝生の補修をした。安全帯を使用しながらの慎重な作業。
全く酔狂なことだ。こんな所に草を貼って、植木を植えて...。
庭じゃないから自分では眺めることができない。時々屋根を眺めながら、ああイチハツガ咲いたとか、コオニユリが散ったとか、カラスが芝生をひっくり返した(しかもあんなに端っこの方!!)喜んだり、がっかりしたり。
屋上緑化は都市のヒートアイランドを解消します、いやいや都市の熱を冷ますのだったら壁面緑化の方が効果的ですよ、癒し効果もありますよ、助成金も出ますよ、滑ったの、転んだの...。
色々言われるけど、結局何のために屋上に緑を植えるのだろう?
温度を下げるのだったら、経済効果を追求するなら、他の方法もあるでしょう。
ソーラーパネルとか、UVカット塗料もある、いっその事屋上に水を張ったら?
草屋根に座ってみる。ノシバや潅木が風に揺れてのどかな風景。
何ともいえない気分のよさが、心の中を行き来する疑問を消し去る。
やっぱり気分がいい。この気分の良さは、何ものにも変えがたい。
維持するためのほんの少しの覚悟が必要だけど、その「ほんの少しの覚悟」をする人が増えてきたら、まちや暮らしの側にある環境が良くなっていくだろう。
そして、少しづつ未来の環境も変えることができるのかも知れない。
因みに草屋根の冷却効果、未だ夏本番を迎えていないので何ともいえないけど、子供たちは「今年は草屋根があるからエアコンを使わないように頑張ろう」とか言いながら今年はまだエアコンを使っていません。
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