「小さいスペースですみません」とご依頼を頂くことがよくありますが、屋上緑化に規模の大小は関係ありません。
勿論仕事が大きければ、商売上嬉しい、というのは間違いないのですが(!)コンパクトな屋上緑化は、より高い精度を求められるという点において、別の面白さがあります。
可愛らしさ、楽しさなど、も格別。沢山の魅力があります。
通気排水についても、キャパシティが小さい分、局地的豪雨に排水が破綻しないよう、排水資材の敷設量を増やすなどの対策も必要です。 そのために自分たちで資材を加工することもあります。
「つつじヶ丘の家」の施工の様子です。巾は広いところで1.8m程度、狭い場所は30cm程度しかありません。
点検桝はスペースに合わせてVP管を加工して設置します。
ここまでの作業が、豪雨でもオーバーフローしない植栽基盤の「基礎」になります。
完成した様子です。(これ以降の写真の撮影:大槻茂)
「通りから屋上緑化が見えるといいですね」という建築家のアイデアを参考に、ハギを植栽しました。
設計をされたアトリエ六曜舎の湯浅剛さんはランドスケープの専門家でもあります。
落ち着いた色のタイルと外構植栽が住宅を引き立ててますね。
それだけでも十分ですが、屋上のちょっとした緑があると、より建築物を引き立てます。
内側から見た様子。野草などを植えたしていくと、より楽しい眺めになるかも知れません。
つつじヶ丘の家/建築設計及び造園設計:アトリエ六曜舎/屋上緑化設計施工:株式会社イケガミ
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