ヒヨドリは、我が家の二階の窓から50cmも離れていないモミノキに巣をかけました。
手を伸ばせば完全に届く距離です。予め安全を確認して(少なくとも我々に対しては)営巣しているのでしょう。我々が傍にいてもおびえたり、飛び立つ様子はありませんが、こちらが大きな動きをしたり、物音を立てると飛び立つことがあります。
脅かすつもりはないのですが、こちらも生活しているので、致し方ありません。巣の正面にある窓はなるべくスクリーンを下ろして、こちらから向こうが丸見えにならないよう、気は遣っているのですが...。
でも、昨日から降り続く雨の中、ヒヨドリは何があっても巣を動こうとしません。夏の雨とはいえ、卵を雨に晒せば、温度が下がって中の雛が死んでしまうのでしょう。本能とはいえ、自らの危険も省みず、卵を温め続けるその姿。少し離れた小さなテレビからは、母が子供を川から突き落としたというニュースが...。
気のせいか、家の中から大きな声や、諍い声が消えたような気がします。家が和合しているからヒヨドリを巣をかけたのか、それともヒヨドリのお陰で家が和合しているのか...。
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